基本的な会話の始め方

ChatGPTとの会話は非常にシンプルです。画面下部のテキストボックスに質問や指示を入力し、Enterキーを押すか送信ボタンをクリックするだけです。

ChatGPTは日本語で質問すれば日本語で回答し、英語で質問すれば英語で回答します。自然な会話のように気軽に話しかけてみましょう。

効果的なプロンプトの書き方

1. 具体的で明確な指示

曖昧な質問よりも、具体的で明確な指示の方が良い結果を得られます。

❌ 悪い例

文章を書いて
何について書くのか不明確

✅ 良い例

新入社員向けのビジネスマナー研修の案内メールを400文字程度で書いてください
目的、対象、文字数が明確

2. 役割や立場を指定

ChatGPTに特定の役割や専門性を持たせることで、より適切な回答を得られます。

例:専門家として回答してもらう

あなたはマーケティングの専門家です。小規模なカフェの集客方法について、具体的なアドバイスをください。

3. 出力形式を指定

回答の形式を指定することで、使いやすい形で結果を得られます。

例:リスト形式で回答してもらう

プレゼンテーションを成功させるためのコツを、箇条書きで5つ教えてください。

4. 文脈や背景情報を提供

状況や背景を説明することで、より適切で実用的なアドバイスを得られます。

例:背景情報を含む質問

IT業界で3年の経験がある営業職の私が、マーケティング職に転職するための準備について教えてください。

会話のコツとテクニック

1

段階的に詳しく聞く

複雑な質問は、いくつかのステップに分けて聞くと良い結果が得られます。まず概要を聞いてから、気になる部分を詳しく掘り下げてみましょう。

2

追加の質問や修正を依頼

回答が不十分だったり、方向性を変えたい場合は、遠慮なく追加の質問や修正を依頼しましょう。「もう少し詳しく」「別の観点から」などの指示が有効です。

3

例やサンプルを求める

理論的な説明だけでなく、具体的な例やサンプルを求めることで、理解が深まり実践しやすくなります。

4

制約や条件を指定

文字数、形式、難易度、対象読者など、具体的な制約や条件を指定することで、ニーズに合った回答を得られます。

💡 便利な活用法

  • ブレインストーミング:アイデア出しのパートナーとして活用
  • 文章の校正:文章をチェックして改善点を指摘してもらう
  • 要約作成:長い文章やレポートの要点をまとめてもらう
  • 翻訳支援:多言語間の翻訳や表現の確認
  • 学習支援:難しい概念をわかりやすく説明してもらう
  • コード作成:プログラミングのコードを生成・修正

⚠️ 注意すべきポイント

  • 情報の正確性:重要な情報は必ず他のソースで確認する
  • 最新情報の制限:トレーニングデータの切り下げ以降の情報は不正確な場合がある
  • 個人情報の入力禁止:機密情報や個人情報は入力しない
  • 批判的思考:回答を鵜呑みにせず、自分で判断することが重要

🔄 会話履歴の活用

ChatGPTは同じ会話内での文脈を記憶しています。この特性を活用しましょう:

  • 前の回答を参照して追加質問
  • 段階的に詳細化していく質問
  • 修正や改善の依頼
  • 異なる角度からの再質問

注意:新しい会話を始めると、以前の文脈は引き継がれません。

📱 モバイルでの使い方

スマートフォンアプリでは、以下の機能も活用できます:

  • 音声入力:マイクボタンで音声による質問が可能
  • カメラ機能:画像を含む質問(有料版の一部機能)
  • 共有機能:回答を他のアプリに簡単にシェア
  • オフライン確認:過去の会話履歴をオフラインでも確認

よくある質問とトラブルシューティング

Q: 回答が途中で止まってしまいます

A: 「続きを書いてください」と入力すれば、続きから回答してくれます。長い回答の場合によく起こる現象です。

Q: 思っていたのと違う回答が返ってきます

A: より具体的に指示を出し直すか、「別の観点から」「もっとシンプルに」などの修正指示を出してみてください。

Q: 会話履歴を削除したいです

A: サイドバーの会話履歴から削除したい会話を選択し、削除ボタンをクリックできます。

Q: 回答をコピーしたいです

A: 回答の右下にあるコピーアイコンをクリックすると、クリップボードにコピーされます。

次のステップ

基本的な使い方を覚えたら、より実践的な活用法を学んでみましょう:

プロンプト例を見る 実践的活用法を学ぶ