問題の発見・明確化と問題解決の流れ
問題とは あるべき理想の姿と現実とのギャップ があり、 解決や問題解消を必要とする状況 です。
出典:文部科学省ホームページ
このような問題に対して、プログラムを作成するというような手段で解決できることもあるが、答えが無く解決する手段を検討しなければならない場合もある。(例えばカギをなくしやすい人をどうするかなど)
問題解決については様々な方法があるが、以下のような進め方が一般的です。
出典:文部科学省ホームページ
上記の例のように、
①まずは問題を発見する。
②解決のための情報を収集・分析する
③それらの情報をもとに解決方法や手段を探索する
④結果を予測して計画を実行する
⑤結果を振り返り、うまくいかなかった場合は②に戻る。
といった手法で問題を解決するのは有効です。
PDCAサイクル
また問題解決の手段として PDCAサイクル という言葉もよく使われます。
PDCAとは
Plan:計画
Do:実行
Check:評価
Action:改善
で、これを繰り返すことで問題を解決する手法です。
出典:カイゼンベース
1950年代に米国の統計学者である デミング博士 によって提唱されました。
Plan では解決に向けた現実的・具体的な計画を立てることが重要です。
Do ではPlanに沿って確実に実行することが大切です。
Check では計画と結果の違いを検証し、違いがあればその違いをなくすための次の行動を検討します。
Action では理想的な結果を出すために、想定通りにいかなかった部分は再発防止策も検討し、計画を練り直すことになります。
この Plan、Do、Check、Actionを何度も繰り返す ことがPDCAサイクルであり、これにより問題解決を図ります。
普段何か問題が発生したときにどのようにして解決しているかを自分で考えてみて下さい。
知らず知らずのうちにPDCAサイクルで解決していることがあると思います。
例えば野球だと
Plan:打率を上げたい
Do:素振りをする
Check:少し打率が上がった
Action:目標には達していないので、スイングをもっと安定させる。
Plan:さらに打率を上げたい
Do:走り込みで足腰を鍛える
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といった感じでゴールというものはなかなかありませんので、PDCAサイクルを繰り返すことになります。
勉強もそうですね。試行錯誤を重ねながらPDCAサイクルを繰り返して、少しずつ改善していくという人が多いのではないでしょうか。
情報IについてもPDCAを繰り返しながら勉強していきましょう。